睡眠関連の歯科治療
顎関節症・歯ぎしり・くいしばり治療
眠っている間の歯と顎を保護します
睡眠には脳が休むノンレム睡眠と、体が休むレム睡眠の時間帯があります。
ノンレム睡眠の時間帯には顎の筋肉の力のコントロールがうまくいかなくなりがちです。ノンレム睡眠中には平常の昼間の時間帯(目が覚めている時間帯)では考えられないほど過度に強い力で噛んでしまうことがあります。
過度に強い力がかかることで顎の関節や筋肉を傷めてしまうことのが顎関節症です。
関節のクッションの位置がズレてしまうと、口が開けにくくなっていまいます。
筋肉の炎症が強い場合は、一時的に強い痛みを伴うことがあります。
睡眠中の過度に強い力は歯にも有害です。
歯の破折を引き起こします。直接的には昼間の食事の際に破折することが多いですが、夜間の過度に強い力が歯の摩耗を進行させます。
歯の周りの歯槽骨にとっても有害で、歯周病を増悪させます。
睡眠中に歯周病の歯が揺さぶられると、歯槽骨吸収が進みやすくなり歯の寿命を縮めることにことになってしまいます。歯周ポケットが浅い割に歯の動揺が大きい人は早めに対処した方がいいです。
残念ながら睡眠中の過度な力をコントロールする根本的な治療法はありません。
スプリント(マウスピース)を使用することが現実的な対処法となります。