他の矯正装置との違い
 Hyraxタイプの矯正装置は比較的大きいため、一般のお父さんお母さんは敬遠したくなるかもしれません。それでも当院でこの装置を使用するのは、他の矯正装置には無いメリットがあるからです。

 Hyraxタイプの矯正装置を使用した場合、上顎骨骨体部の拡大量が大きいです。同時に鼻腔が拡大されるため鼻呼吸しやすくなります。睡眠の質にも影響し、顔の表情や健康状態が良くなることが多いです。

 上顎の歯列を拡大する矯正装置としては、他に床矯正装置(拡大床)、クワドヘリクス等がありますが、これらの装置は上顎骨骨体部の拡大量は少なく、歯の傾斜や歯周囲の歯槽骨の変形が大きいです。

床矯正装置の使用で歯並びが悪くなることも
初診時
 上下歯列が狭いですが、前歯の噛みあわせは正常です。床矯正装置で上下歯列の拡大を開始しました。
床矯正装置の使用時
 舌癖が生じ、前歯が開咬になってきました。鼻呼吸できないのに、装置が入ることによる副作用です。
Hyraxタイプ矯正装置に変えました
 開咬は治り、前歯の噛みあわせは正常になりました。鼻呼吸しやすくなり、いびきもなくなったとのことです。

インプラントアンカー(MSE)による拡大
インプラントアンカーを併用することにより、従来よりも高齢の方(20歳ごろ)でも上顎拡大が可能です。
拡大前 拡大後